

18日に山種美術館に行きました。
公立の美術館に比べると小規模ですが、落ち着いた品のある美術館です。2009年に「速水御舟展」を見に行って以来の訪問です。
恵比寿の駅から近いとのこともあって、多くの人でにぎわっていました。
日本画中心の展示でしたが、黒田清輝、佐伯祐三、梅原龍三郎といった明治、大正、昭和の洋画家の作品も数点ありました。
初めて見る佐伯の風景画、洋画も少ないながら、いずれも質の高い作品で初めて目にするものもあり嬉しかったです。

黒田清輝「湘南の海水浴」 梅原龍三郎「バラと蜜柑」

佐伯祐三「クラマール」
しかしなんと言っても近代日本画のコレクションの質の高さにはただただ感服するだけです。
御舟をはじめ、竹内栖鳳、奥村土牛、福田平八郎。それに江戸時代の浮世絵版画など。
日本画が持つスケールの大きさに圧倒されてしまいました。
この作品「翠苔緑芝」のシンプルさ、気品。御舟の代表作です。もちろん「炎舞」も素晴らしいですが、私個人はこれにも魅力を強く感じます。
これらの作品が海外に流出せず、国内にあるということが意義あることだと思います。
それとコレクターの審美眼、絵に対する愛情などが結実した美術館がこの山種美術館なのでしょう。
2012年の年の始め、良いものを見せていただきました。
